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ネテロ「わしはネテロ!ふぁ」

1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2009/12/26(土) 23:01:22.37 ID:+1gXnIraO
ネテロ「あれ?わし今なんて言ったっけ」

王「…」

   2 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします []  2009/12/26(土) 23:02:57.57 ID:+1gXnIraO


ネテロ「あれ?ところでお前さんは誰じゃい?」
王「…」


   3 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします []  2009/12/26(土) 23:05:05.42 ID:+1gXnIraO


王「お前は我に名前を教えてくれるんじゃなかったのか?」
ネテロ「名前?名前…うーん。あり、ところでわしの名前はなんじゃ?」


   8 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします []  2009/12/26(土) 23:08:32.45 ID:+1gXnIraO


ネテロ「うーんうーん確かメ…メ…メル…メルエム」
王「!」
ネテロ「そうじゃ!しっくりくるの。わしはメルエムじゃ!」
王「?お前さっきネテロと名乗らなかったか?」
ネテロ「ふぁ?」


   10 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします []  2009/12/26(土) 23:12:27.95 ID:+1gXnIraO


ネテロ「ネテロ?違う…そりゃわしの名前じゃねーよ。これははっきり覚えてるぜ」
王「…そうか…」
ネテロ「つーか、わし、お前に名前を教えるとかなんとかいってたんだよな」
王「ああ…」
ネテロ「うるおぼえじゃが、お前がネテロじゃ」


   11 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします []  2009/12/26(土) 23:15:43.44 ID:+1gXnIraO


王「ネテロ…そうなのか…俺はネテロという名前なのか!」
ネテロ「そうじゃ!よかったのう!」
王「ふっ…名前がわかったら何故かすっきりした。感謝するぞメルエム」

ネテロ「ふぁ?わしはメルエムなんて名前じゃねーよ」


   12 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします []  2009/12/26(土) 23:19:04.69 ID:+1gXnIraO


王「は…だが先ほど自分がメルエムだと言い切ってなかったか?」
ネテロ「そんなわけなかろ?自分の名前を間違える阿呆ではないわ!」
メルエム「…。ならお前の名前はなんというのだ」

ネテロ「ね…ネテロじゃ!」


   16 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします []  2009/12/26(土) 23:22:28.37 ID:+1gXnIraO


王「な、なんだと?わしを愚弄するかメルエム!」
ネテロ「わしはネテロじゃ!それ以上それ以下でもねー!」
王「貴様…我がネテロだと言ったではないか!」
ネテロ「違う!お前はネテロではない!」


   17 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします []  2009/12/26(土) 23:28:39.82 ID:+1gXnIraO


王「く…ぶち殺してやりたいところだが…名前がはっきりするまでは駄目だ」
王「…ならば、我の名前はなんだ!」
ネテロ「メルエムじゃ!」
王「…!そうか!それならばしっくりくる。貴様は最初にネテロの名乗ったのだからな!」
王「メルエム…メルエム!ふははは良い名だ!」
ネテロ「ふぁは?!!」
王「…!なんだネテロ」
ネテロ「ネテロではないメルエムじゃ」
王「そうだな。俺の名前はネテロじゃないメルエムだ」
ネテロ「違う!わしがメルエムじゃ!!」
王「?!」


   19 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします []  2009/12/26(土) 23:35:21.38 ID:+1gXnIraO


バサッバサッ
ユピー「あれか!」
プフ「王!みつけましたよ!」

王「!プフか」
プフ「王!ここは我々に任せて、はやく宮殿にお戻りください!」
ユピー「なんだぁ?爺じゃねーか」
王「待て!殺してはならぬ!」
プフ「それは、どうしてです」
王「こやつ、わしの名前を知っておる」
プフ「なんと…ならば半殺しにして聞き出すまで…」
王「まて、ここは話あいで解決したいのだ」
プフ「…」


   20 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします []  2009/12/26(土) 23:40:53.35 ID:+1gXnIraO


プフ「…なるほどネテロかメルエムかどちらかか…」
ユピー「お前ならどっちだか判断できるんじゃないのか?」
プフ「いえ、それが何故だかわからないのですが奴の情報が全く読み取れないんです」
ユピー「なんだと?」
プフ「私の能力が効かないなんて事…いえ例外ただそれだけのこと…。」
プフ「ただ奴のポテンシャルは計り知れない事はわかる」
ユピー「はぁ?なら俺たちでは勝てないってか?」
プフ「わかりません。ただ油断は禁物です」


   21 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします []  2009/12/26(土) 23:44:25.79 ID:+1gXnIraO


プフ(とはいっても戦う気もないようだし)
プフ(…ならなんで宮殿に侵入する)
プフ(…)
プフ(…まさか)
ネテロ「ぱふぱふ。ぱふぱふ」
プフ(…そうだ。わかりましたよ。こいつぼけてる!)


   22 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします []  2009/12/26(土) 23:48:57.62 ID:+1gXnIraO


ユピー「なに!」
プフ「恐らく侵入直後は正常だったのでしょう。だが見るにご老体100は越えている。」
ユピー「…いつぼけてもおかしくない」
プフ「そのとおり」
ユピー「だがどうすんだ?王さまはあの爺殺さない気だぜ?」
プフ「ご安心を。王にあの翁が痴呆症だということを証明すればいい。それだけのこと」


   23 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします []  2009/12/26(土) 23:57:19.86 ID:+1gXnIraO


王「だから我の名前はどちらなんだ!」
ネテロ「なんだテメー股関節の構造がわかんねーぞ?もしかしてそれとんでもなく卑猥なモノなんじゃねーのか?」
王「貴様…」
プフ「王!」
王「下がれ、我は今忙しいのだ」
プフ「そやつは痴呆症です。もはや正常な思考回路をもっていません」
王「馬鹿かプフ。そんな輩があれほど巧妙な作戦を仕掛けてくると思うか!」
プフ「だから事をなしてからぼけたのです」
王「だまれ!予の客を愚弄するか!殺すぞ!」
プフ「いいでしょう。王の手ならば喜んで死にましょう。ですがそやつが痴呆症である事を私が実証するのを見てからでも手を下すのは遅くはありません。どうか」

王「…よかろう。やってみろ」



   25 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします []  2009/12/27(日) 00:10:25.11 ID:sO9qs0vxO


王『して、その方法とやらは』
プフ『奴は賊の頭…奴が痴呆症ではないのなら我々護衛団の名前を知っているはずです。だが奴の様子を見るに相当痴呆症が進行している様子。我々の名前は無駄に長い、覚えているはずがありません』
王『ほう…』

プフ「失礼…」
ネテロ「なんじゃ!わしはオメーみたいな優男をみていると悪寒がするんじゃ!去ね!」
プフ「まぁまぁ、私が気に入らないのは申し訳ないですが、私も仕事ですので」
ネテロ「なんじゃ、娘はやらんぞ」
プフ「…それは恐れ多い事ですが…私はあなたと簡単なクイズをやらなければならないのです」

ネテロ「わしの娘はなぁ…貴様のような優男にほのめかされて…うっうー!」

ネテロ「『クセーんだよきな粉爺!なにしようがあたしの勝手だ』なんていって家を飛び出しおったんじゃ…!」
プフ「失礼ですが私はクイズを」

ネテロ「うっううー!しかも連絡よこさんままワシより先に逝ったー!」
プフ「クイズ!」


   26 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします []  2009/12/27(日) 00:15:30.04 ID:sO9qs0vxO


ネテロ「ふぁ?クイズか!クイズしよう」
プフ「良い心構えです」
プフ「では第一問私の名前はなんでしょう」



ネテロ「う…?」
プフ(さぁ間違えろ…正常ならば護衛団の名前ぐらい調べはついているはず)
ネテロ「ふぁ?」
ネテロ「しー」
ネテロ「しゃう…しゃう…」
プフ(…まさか)
ネテロ「!…しゃうあぷふ…シャウアプフじゃ!」


   28 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします []  2009/12/27(日) 00:21:14.25 ID:sO9qs0vxO


プフ「それが答えですか?」
プフ(偶然…それだけのこと。揺すればその不確定さが目に見え…)
ネテロ「シャウアプフじゃ!わしの目に狂いはない!間違っていたら全裸でヨークシンを歩いてもいい!」
プフ(じじぃ!!)
プフ「…正解です」
王『もし実証できなかったら…わかってるな?』
プフ(ゴクリ)「では第二問」
プフ「あそこにいる巨漢の名前はなんでしょう」
プフ(偶然とは本当に極々微量の可能性…二度までも続くはずが…)
ネテロ「簡単簡単♪モントゥトゥユピーじゃ」


   29 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします []  2009/12/27(日) 00:26:05.46 ID:sO9qs0vxO


ユピー「どうした…目が血走ってるぞお前らしくもない」
プフ「偶然だ…偶然に決まってる」
ユピー「じじぃはどうした」
プフ「用を足しにいった…」
ユピー「そうか、短い付き合いだったが楽しかったよ」
プフ「ユピーー!!貴様ぁぁ!」
トントン
プフ「お、王」
王「わかってるな?」
プフ「はい…」


ネテロ「ふぃぃ…よう出たわい!おぅプフさん!さっそく続きをしようじゃないかぃ!」


   30 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします []  2009/12/27(日) 00:41:25.99 ID:sO9qs0vxO


プフ「…では第三問」
ネテロ「わくわくするじぇ~」
プフ「残りの護衛団の名前を言ってご覧なさい!」
ネテロ「えっ」
プフ「なにか?」
ネテロ「それってここにはいないのかえ?」
プフ(よし!痴呆症!抽象的になればなるほど答えは遠のく。偶然はもはや起こるまい!)
ネテロ「うーん。うーん!」

プフ(さぁ!さぁ!)

…一時間後
ネテロ「うーうーん」
王「答えられぬのか?」
ネテロ「うーうー!」

プフ「そろそろ降参したらどうです」

プルルル…プルルル…

ユピー「!俺の携帯がなった!出てもいいのか?」
プフ「いいから静かにして下さい。」
ユピー「もしもし!ピトーか!!」
ネテロ「ネフェルピトー!!」




プフ「ああああああああああ
ぅああああああああああああああああああ」


   32 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします []  2009/12/27(日) 00:57:43.30 ID:sO9qs0vxO


王「してプフには死んでもらったわけだが」
ユピー「はぁ」ボリボリ
王「結局我の名前はわからぬままだ」
ユピー「ねぇ王様」
王「なんだ」
ユピー「どうして王様は名前なぞにこだわりを持ちます?」
王「…」
王「…コムギだ」
ユピー「あの人間が?」
王「あやつの名前を尋ね、それを聞いたとき、我は自分の名を言えなかった」
ユピー「はぁ」
王「そしたらな、ここの、胸のところが締め付けられるような感じがしてな、煩わしくて…うむ…こういうものはなんていうのだろうな」


ネテロ「恋、じゃよ」
王「恋だと?我がそのような破廉恥な戯れ言に惑わされるなぞ…」
ネテロ「じゃあコムギちゃんの事キライなんだ~」
王「き、キライではない!」
ネテロ「それはね。好きっていうことなんじゃよ」
王「!なんと…」

ダダッ
ユピー「王!どこへ?!」
ネテロ「決まっとるよ。そのコムギちゃんのところじゃよ。」


   33 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします []  2009/12/27(日) 01:02:24.79 ID:sO9qs0vxO


ネテロ「わしはもう老いぼれでの。ああやって青二才どもが大人になっていくのを見るのだけが楽しみなんじゃよ」
ユピー「そうか…あんたはいいじじぃなんだな。気に入ったぜ!」
ネテロ「はは、どうじゃ、ここらで一杯やらんかい?」
ユピー「おっ、じいさんいいねぇ!ところでじいさん。あんたの名前はなんてんだ?」

ネテロ「わしはメルエムじゃ!」



テーマ : とある科学の超電磁砲
ジャンル : アニメ・コミック

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